たにしきんぐダム

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todo.紙

todo.紙

これまでいろんなTODOリストを試してきたけど、最近紙で仕事やソフトウェア関係の直近やることリストをまとめている。

これまで5年くらいは TodoistTickTickTodo.txtGoogle Todo リストを使っていたのだが、どれもいまいちしっくり来なかった。

というのも、優先度が低いタスクが一生インボックスに残っていて、それを見るたびにうんざりするし、他の重要なタスクに対してノイズになってしまう。優先度・期日・グループを決めてフィルタリングしたりする機能などはだいたい揃っているのだが、自分のようなものを整理するのが苦手な人間にタスクの優先度付や期日をポチポチやるのはあまりにも面倒で全然やらない。

これらのTODOアプリはどれもあまりにも簡単にタスクを追加しやすいのが自分にとって問題な気がする。例えばTodoistはgmailとの連携でメールから簡単にタスクを追加できるので、githubからの通知をじゃぶじゃぶtodoistに追加したりできるし、そもそもパソコンはコピペのおかげで高速にタスク追加ができる。

しかし、その結果あまり重要でないようなものでもどんどんタスクに追加されていってしまう。几帳面な人は一旦全部タスク追加した後にそこで優先度付して整理すればーってなるのかもしれないけど、僕には無理だった。

というかそもそも仕事の大規模プロジェクトとかじゃなくて個人のTODOなんだからそんなだいそれた機能はいらないのだ、期日がもうすぐとかいう通知は全部無視してるので役に立ったことはない。

紙はtodoを追加するのにもノートとペンを取り出して、文字を書くみたいなアナログで面倒な操作が必要なため、タスクを追加するのに時間がかかる。しかも日付やら優先度でフィルタとか便利なことはできないので、紙がいっぱいになったら次のページにいって、残ったタスクはまた手書きで書き写さないといけない!

しかし、この面倒さのおかげで、タスクを追加するときにそれは本当に自分にとって重要かどうかを考える余白が生まれるし、残存タスクを次のページに書き写さないで捨て去ることもできる、それだけやらなかったのだから重要ではないのだろう。本当に重要なら覚えてるはずだし、他の人からpingが飛んでくる。

今も todoist は買い物リストとか事務手続きとして使っている、これくらいでいいのだ。改めて物事を電子化して便利にすることが必ずしも豊かさにつながるわけではないと思うことができてよかった。