散文 何だか最近ソフトウェア開発者として焦りを感じている
知りたいことや学びたいことがたくさんある。WasmやRISC-V・コンパイラ最適化やLLVMについてだってもっと深く知識を身に着けたい。
とはいえ時間の全てを勉強に投げ出すわけにはいかない。仕事はあるし生活もある、優先度をつけてやっていかないといけない。しかし深い知識を身につけるには時間がかかる。
本やドキュメントをこつこつと時間をかけて読み続けるしかないのだが、早くそれを分かりたいという気持ちが先行して、ついショートカットしようとしていきなりそれらのプロダクトのコードを読もうとしてみたり、ちょろっと表面を触って分かった気になろうとしてしまう。そしていきなり事前知識が少ない状態でそれらのプロジェクトのコードを読もうとすると当然たくさんの未知の情報に圧倒されて惨めな気分を味わうことになる。(戒め)
ちゃんと本やドキュメントを一から読んで、知識を積み上げていくしかない。高速にコツコツしないといけない。
一方で、仕事で学びたいことを同一分野にしてやると仕事しながら自分の身につけたいことを知れてハッピーではあるのだが、その仕事にありつくためには、その分野について知識や経験がなくてはならない。しかしある程度歳を取ってから未知の分野にジョブチェンジみたいなのは結構ハードルが高いような気がして、また更に焦りを感じてしまう。(とはいえ本当にそれを専門にしたいのなら、例え給与ががっつり下がったとしても飛び込まねばならないだろう)
戦略的には現状の仕事をうまいこと自分の次に身につけたいことに寄せていって、今の仕事の範囲内で自分の身につけたいことを学んでいくのが良いのかな。
いったんキャリアのこととか忘れて、焦りもなにもなくただ純粋に楽しみのために学ぶっていうことがまたできるようになりたい。何かを勉強するときいつも頭の片すみにそれがどう役に立つかみたいなことがよぎってしまう自分が嫌だ