たにしきんぐダム

プログラミングやったりゲームしてます

プログラミングと作りたいもの(がない)

プログラミングという行為自体が好きで、その行為自体があまりにも好きなので最近はプログラミングを補助するツール(IDEコンパイラやら)を作ったり、プログラミング体験に関する論文を読んで研究しようとしたりしている。一方でプログラミングにより作りたいものみたいなものがない。(プログラミングのためのプログラミング以外で)

なんか面白いプログラム支援ツールが作れるといいなーと思うけど、正直それよりも大きなシステムの一部の機能をカチャカチャ盆栽みたいにいじくったり、人の書いたコードの歴史を読み解くのが好きだ。

最近はそういう感じで楽しくやっているのだけれど、プログラミングを初めて2-3年あたりは、プログラミング自体が好きでつくりたいものがないということにとても悩んでいたなーとふと思い出した。

多分これは就職活動やアルバイトの面接でどういうものを作ったんですか?どういうものを作りたいんですか?みたいなのを聞かれる一方で、自分は特に作りたいものがなくて、その工程が好きなだけというギャップがあったからなんだと思う。

そういえば数年前、就職相談会みたいなので学生さんから似たような悩み(プログラミングがやりたいだけで、何を作りたいとかない)みたいな相談されてとても共感して、自分もそうだけどなんとかやれてるので大丈夫だよという話をしたのを覚えている。相談してきた彼の心をいくぶんか軽くできたならいいなーと思う。


ところで自分がソフトウェアエンジニアとして楽しくやれているのはこういうルーツがあるからなのだけれど、いっぽうでITプロダクト自体やお金儲けをするビジネスにあまり興味がないので、マネジメントなどのレイヤーになる場合自分はそれでもソフトウェアエンジニアという職業にしがみつくべきなんだろうか?とか思っていた。絶対仕事楽しめない気がする。

しかしこの間 podcast を聞いていたら #28: Tolerance for Chaos (Part 1) – PositiviTea マネジメントも人間という独立したコンポーネントをうまいこと操作することみたいな話であり分散システムみがあるという話を聞いて、なんだかんだ面白いのかもしれないという気もしてきた。

一方IT関係の仕事やるなら手は動かしていたいのでスタッフエンジニアの本とか読むと良いのかもしれない。